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中小企業のSNS運用は外注できる?費用と依頼範囲を解説

中小企業がSNS運用を外注する際、費用や依頼できる範囲がわからず悩むケースは少なくありません。この記事では専門代理店と事務代行の使い分けや料金相場、投稿作成からDM対応までの業務範囲をわかりやすく解説します。

黒川 知輝Atrum合同会社 代表
業務別中小企業のSNS運用は外注できる?費用と依頼範囲を解説ATRUM BLOG

中小企業のSNS運用は、自社リソースを抑えながら外注することが可能です。

日々の投稿作成やアカウントの管理に追われ、本来の経営や本業に集中できず悩んでいる経営者の方も多いことでしょう。

この記事では、外注できる業務の範囲や、専門代理店と事務代行の費用相場と使い分けについて解説します。

中小企業がSNS運用を外注するメリット

中小企業がSNSの運用を外部に委託することには、業務の効率化にとどまらない多くの利点があります。限られた人数で店舗や会社を経営している場合、毎日の情報発信を継続することは簡単ではありません。

まず最大のメリットは、社内の従業員が本業に専念できる環境を整えられる点です。SNSの更新は、写真の撮影や文章の作成、投稿後の反応の確認など、想像以上に時間と手間がかかります。これらの作業を外注することで、本来の営業活動や接客、商品開発といった核となる業務に集中できます。

次に、運用の継続性が保たれる点も挙げられます。社内の特定の担当者だけにSNS運用を任せていると、その担当者が退職したり休職したりした際に、発信が突然ストップしてしまうリスクがあります。外注を導入して仕組みを作っておけば、属人化を防ぎ、安定して発信を続けることができます。

さらに、外部の知見を取り入れることで、発信の質を高められる点も魅力です。SNSには、投稿が表示されやすくなる仕組みであるアルゴリズムが存在します。専門知識を持つ外部の力を借りることで、ただ闇雲に投稿するのではなく、効果的な見せ方やタイミングで情報を届けることが可能になります。

SNS運用の外注で依頼できる主な業務範囲

SNS運用の外注と一口に言っても、依頼できる作業内容は多岐にわたります。自社がどの作業に負担を感じているかによって、外注する範囲を調整することが大切です。ここでは、代表的な3つの業務範囲を解説します。

詳細な範囲や選び方については、こちらの記事 Instagram運用の外注|任せられる範囲・料金相場・失敗しない選び方 も参考にしてください。

投稿の作成と画像のデザイン

SNSで最も手間がかかるのが、日々の投稿データの作成です。これには、投稿するテーマの選定、紹介する文章の作成、そして目を引く画像や動画のデザインが含まれます。

外注先には、自社で用意した写真や素材を渡して、見栄えの良い画像に加工してもらうことができます。また、文字入れの加工やスライド形式の投稿など、スマートフォンのアプリだけでは難しいデザインも、プロの手によって綺麗に仕上げてもらえます。

投稿の予約とスケジュールの管理

作成した投稿を、指定した日時通りに公開する作業です。SNSの反応が良くなる時間帯は、ターゲット層の生活リズムによって異なります。

外注先に投稿の予約設定を任せることで、夜間や休日であっても、狙った時間に自動的に発信を届けることができます。カレンダー形式で「いつ、どのような内容を投稿するか」を事前に管理してもらえるため、計画的な運用が可能になります。

ユーザーからの問い合わせやDM対応

SNSでは、投稿に対するコメントや、直接メッセージが届くダイレクトメッセージ(DM)への対応も発生します。これらは顧客との接点となるため、丁寧かつ迅速な対応が求められます。

外注先には、あらかじめ作成した「よくある質問への回答集」に沿って、返信作業を代行してもらうことができます。判断に迷う質問やクレームなどのイレギュラーな内容だけを自社に報告してもらう体制にすれば、日常的な返答の手間を大幅に削減できます。

中小企業のSNS運用外注における費用相場

SNS運用の外注費用は、依頼する業務の範囲や、依頼先の特徴によって大きく異なります。自社の予算に合わせて最適な選択ができるよう、一般的な相場観を把握しておきましょう。

それぞれの特徴と費用感は、一般的に以下のようにいわれています。

  • オンライン事務代行:月額5万円前後〜で月15〜20時間程度
  • AI活用型の事務代行:月1〜3万円台から
  • SNS運用の専門代理店:月10万円以上

専門代理店に依頼する場合、戦略の立案から市場調査、投稿の作成、分析レポートの提出まで、SNS運用に関わるすべての業務を任せることができます。そのため、まとまった費用が必要になる傾向があります。

一方で、すでに運用のルールが決まっており、投稿の作成や予約設定、DMの返信といった「作業の代行」を中心に依頼したい場合は、事務代行サービスを活用することで費用を抑えることが可能です。

近年では、AI技術を組み合わせて効率化を図るサービスも登場しています。こうした新しい選択肢については、こちらの記事 AI事務代行とは?仕組み・料金相場・従来サービスとの違い で詳しく解説しています。

以下に、依頼先ごとの費用と特徴を比較表にまとめました。

依頼先の特徴 費用の目安(一般的といわれる数値) 主な依頼範囲 向いている企業
SNS専門代理店 月10万円以上 戦略立案、画像制作、投稿、分析、改善提案 予算に余裕があり、成果獲得まで丸投げしたい企業
オンライン事務代行 月額5万円前後〜(月15〜20時間程度) 画像制作、投稿予約、コメントやDMの返信 業務手順が決まっており、実務作業を任せたい企業
AI活用型事務代行 月1〜3万円台から 定型的な投稿作成、フォーマットに沿った画像作成 低予算でSNS運用を継続し、作業を効率化したい企業

外注先としての専門代理店と事務代行の使い分け

費用を抑えつつ最大の効果を得るためには、専門代理店と事務代行をどのように使い分けるかが重要です。それぞれの特徴を理解し、自社の現在の状況に合わせて選びましょう。

専門代理店が向いているのは、SNSを通じて「新規顧客を大幅に増やしたい」「ブランディングを確立したい」といった、攻めの施策を打ち出したい場合です。専門代理店は、最新のトレンドや競合の動向を分析し、どのような投稿がユーザーに響くかを提案してくれます。ただし、相応の費用がかかるため、十分な予算を確保できる企業向けといえます。

一方で、事務代行が向いているのは、「発信の継続」や「社内業務の削減」が主な目的である場合です。すでに紹介したい商品やサービスが明確で、投稿のパターンや下書きがある程度決まっているならば、事務代行に実務を任せることで、低コストでアカウントを維持できます。

事務代行を検討する際、「細かい判断が必要なやり取りは任せられないのではないか」と不安に感じる方もいるかもしれません。

確かに、従来型の事務代行では、指示されたメール対応などの単純作業が中心で、柔軟性が低いところもあります。しかし、チャットツールを使って日常的に密なコミュニケーションを取り、業務の仕組み化まで提案してくれるオンライン事務代行サービスも増えています。

自社の状況に合わせて、こうした柔軟な対応ができるサービスを選ぶことが、SNS運用を成功させる近道です。例えば、オンライン事務代行「しごスタ」 では、日々のこまごまとした実務をオンラインでサポートし、業務の効率化を支援しています。

自社に合うSNS運用の外注先を選ぶ方法

外注先を選ぶ際は、単に料金の安さだけで決めるのではなく、自社の目的や体制に合致しているかを見極める必要があります。以下の3つのステップに沿って検討を進めてみてください。

ステップ1:自社の運用目的を整理する

最初に、なぜSNSを運用するのか、その目的を明確にします。店舗への来店促進なのか、ホームページへの誘導なのか、あるいは企業の認知度アップなのかによって、発信内容や必要な分析が異なります。目的が曖昧なまま外注してしまうと、期待した成果が得られず、費用が無駄になってしまう可能性があります。

ステップ2:依頼したい作業を細分化する

次に、現在自社で行っているSNS関連の作業をすべて書き出し、どの部分を外部に任せたいかを整理します。「文章は社長が書くので、画像のデザインと投稿予約だけを頼みたい」のか、「コメントの返答も含めてすべて任せたい」のかを切り分けます。切り分けることで、不要なオプション費用を払わずに済みます。

ステップ3:窓口となる担当者との相性を確認する

SNSの運用では、日々のやり取りが頻繁に発生します。そのため、外注先の担当者とスムーズにコミュニケーションが取れるかどうかが極めて不可欠です。問い合わせに対する返答の早さや、言葉遣いの丁寧さ、自社の業界に対する理解度などを、事前の打ち合わせや相談の段階で確認しておくことをおすすめします。

まとめ

中小企業がSNS運用を外注する際は、自社の目的と予算に合わせて適切な依頼先を選ぶことが成功への鍵となります。

  • 専門代理店は戦略立案から丸投げできるが、費用が高額になりやすい
  • 事務代行は、すでに手順が決まっている投稿作成や返信作業を低コストで依頼できる
  • 自社の目的が「認知拡大」か「業務の効率化」かによって使い分ける

まずは、現在自社で行っているSNS運用の作業をすべて書き出し、どの業務に最も時間がかかっているかを整理することから始めてみてはいかがでしょうか。

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