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若狭みなと旅図鑑 — 海と、路地と、おいしいもの。

vol.08|二〇二六年 夏号

Wakasa Minato Travel Guide

保存版

潮の香りに誘われて、小さな港町へ

海と、路地と、
おいしいもの。

電車に揺られて四十分。路地の奥に海が光る港町に着いたら、地図はいったん鞄の中へ。市場の湯気、白壁の蔵、クリームソーダ、防波堤の夕日——『若狭みなと旅図鑑』は、この町の歩きかたを一冊にまとめた観光案内です。

  • #湊丼
  • #焼き鯖串
  • #純喫茶
  • #白灯台
  • #雪灯りの路地
夕暮れの港町。茜色に染まる空の下、防波堤と白灯台のシルエットが海に伸びる
西防波堤より、湊の夕景 — 18:47
Features

今号の特集

今号は三本立て。おなかを満たして、路地に迷って、夕日で締める。みなと歩きの王道をどうぞ。

市場食堂の海鮮丼。艶のある十二種の刺身がどんぶりいっぱいに盛られている
市場食堂「浜膳」の湊丼 — 十二種盛り

特集 壱 — うまいもの

海の幸、食べ歩き。

朝獲れの魚が並ぶ市場から、炭火の煙が立ちのぼる浜焼きの店先まで。みなとの一日は、食べることから始まります。まずは市場食堂で名物の湊丼を。歩き疲れたら、香ばしい焼き鯖串を片手に防波堤へどうぞ。

  • みなと魚市場食堂 浜膳湊丼 ¥1,800

    朝7時開店。十二種盛りの名物丼は、毎日昼すぎに売り切れ御免。

  • 炭火焼き鯖 うおたつ焼き鯖串 ¥500

    脂ののった半身を豪快に串焼きに。食べ歩きの定番はこれ一択。

  • 笹漬け処 木船屋小鯛の笹漬け ¥1,080

    明治創業。杉樽の香りをまとった上品な酢〆は、お土産の大本命。

格子戸の町家が続くレトロな路地。軒先の暖簾が潮風に揺れている
湊町通り、三丁目の路地にて

特集 弐 — まちなみ

レトロ路地さんぽ。

廻船問屋が軒を連ねた湊町通りには、白壁の蔵と格子戸の町家がいまも残ります。細い路地を一本入れば、昭和のままの銭湯と、クリームソーダが自慢の純喫茶。地図を閉じて、気の向くままに歩くのがこの町の正解です。

  • 旧廻船問屋 湊屋見学無料

    江戸後期の商家建築。土日はボランティアガイドの案内あり。

  • 純喫茶 オリオンクリームソーダ ¥600

    昭和42年創業。翡翠色のソーダと飴色の店内は、それだけで一枚の絵。

  • 湊乃湯入浴 ¥480

    昭和8年築の銭湯。タイル絵の白灯台と、湯上がりの瓶牛乳が名物。

本日の日没 — 18:47

特集 参 — 夕景

一日の終わりは、
夕日の特等席で。

海に日が沈む町は、それだけでごちそうです。日没三十分前、西の空が色づき始めたら、お気に入りの場所へ。三つの特等席をご案内します。

西防波堤の白灯台

駅から徒歩12分

海面すれすれに沈む夕日を、遮るものなく一直線に。町いちばんの王道席です。

夕凪坂

路地エリアから徒歩5分

路地の切れ間に、海がきらりと光る坂道。写真好きが日暮れに集まる隠れた名所。

汐見公園 展望台

駅から徒歩20分

港と町並みをまるごと一望する高台。ベンチでゆっくり派はこちらへ。

Model Course

モデルコース

はじめてでも迷わない、編集部おすすめの巡りかた。滞在時間にあわせて二つご用意しました。

「午後から、ぎゅっと。」

  • 所要 約5時間
  • すべて徒歩圏内
  • 13時スタート
  1. 13:00

    みなと港町駅に到着

    まずは改札前の「旅の窓口」で観光マップを入手。身軽に歩くなら手荷物預かりも。

    市場まで徒歩5分
  2. 13:15

    市場食堂「浜膳」で遅めの昼ごはん

    名物・湊丼は昼すぎが最後のチャンス。売り切れていたら焼き鯖定食も名品です。

    湊町通りまで徒歩3分
  3. 14:30

    湊町通りをさんぽ

    旧廻船問屋 湊屋を見学して、木船屋で笹漬けのお土産を。路地への寄り道はご自由に。

    喫茶まで徒歩2分
  4. 16:00

    純喫茶オリオンでひと休み

    翡翠色のクリームソーダで小休止。窓際の席から眺める路地も、また良し。

    坂の上まで徒歩12分
  5. 17:30

    夕凪坂から西防波堤へ

    路地の坂を抜けて海沿いに出たら、あとは灯台まで一本道。潮風が心地よい時間です。

  6. 18:30

    白灯台で夕日を見送って、旅じまい

    水平線に日が沈む瞬間は、思わず無口に。駅までは夜灯りの路地を戻って徒歩15分。

Seasonal Calendar

みなと歳時記

祭も市も、旬の魚も。みなとの一年は、海の暦でめぐります。旅の日取りの参考にどうぞ。

SPRING

春|3月 − 5月

  • 4月中旬

    湊神社 春季例大祭

    大漁旗を掲げた漁船が、海上を練るように港をひと巡り。

  • 4月上旬

    桜と漁船の小径

    湊川沿いの桜並木が見頃に。花びらの浮かぶ川面と漁船の共演。

SUMMER

夏|6月 − 8月

  • 8月第1土曜

    みなと花火大会

    約3,000発が海面を染める、町いちばんの夜。防波堤は早めの場所取りを。

  • 8月下旬

    港の地蔵盆

    路地のお地蔵さまに提灯がともり、町がやさしい灯りに包まれます。

AUTUMN

秋|9月 − 11月

  • 10月中旬

    みなと鯖まつり

    炭火の焼き鯖がふるまわれる食欲の祭典。煙の匂いが町中に。

  • 11月上旬

    秋の味覚市

    新米、新酒、きのこ。市場前の広場に秋の実りがずらりと並びます。

WINTER

冬|12月 − 2月

  • 12月中旬

    寒鰤まつり

    脂ののった寒鰤の競りを一般公開。市場が一年で最も熱くなる朝。

  • 1月下旬

    雪灯りの路地

    町家の軒先に雪洞が灯る一週間。しんと静かな、冬だけのみなとへ。

Access

みなとへの道

福井駅から、電車でも車でもすんなり。おすすめは、窓の外に海が見えてくる電車の旅です。

電車でお越しの方

JR福井駅からえちぜん湊線 直通で約40分、「みなと港町駅」下車。港エリアへは駅から徒歩5分です。

日中はおおむね1時間に2本の運行。車窓の右側に座ると、トンネルを抜けた先に海が広がります。

お車でお越しの方

北陸自動車道「みなとIC」から県道経由で約15分。市営みなと駐車場(1日 ¥500・120台)をご利用ください。

路地エリアは道幅が狭く一方通行が多いため、お車は駐車場に停めて徒歩でのさんぽがおすすめです。

※週末の午前中は市場周辺が混み合います。朝市がお目当てなら、9時前の到着が快適です。

Tourist Information観光案内所
「みなと 旅の窓口」

はじめてのみなと歩きは、まず駅改札前の「旅の窓口」へ。地図と旬の情報を揃えて、お待ちしています。今日の日没時刻の掲示が、ちょっとした名物です。

営業時間
9:00 − 17:30(年末年始休)
場所
みなと港町駅 改札前
住所
福井県小浜市湊浜1丁目2-3

窓口でできること

  • 観光マップ配布無料
  • 手荷物預かり1個 ¥300
  • レンタサイクル2時間 ¥500

    以降1時間ごと¥200。電動アシスト車もあります。

  • 宿・食事処のご紹介無料

お電話でのご案内

0776-00-6017

受付 9:00 − 17:30